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310・自然を学ぶ─9・蜜蜂の出勤

春は黄色。

小さな庭先の一群の花々に誘われて、おや、ご出勤だ。

一進一退。一日、朝夕。

寒暖の差の谷間を縫って、何処よりかの来訪者。

すでに、朝陽は高く、地熱上昇気運の頃合い。

遅い。時計は持たぬが、人の世では、遅刻常習犯の烙印を押されるだろう。

「おぬし、それでも働き蜂か!」

と・・・おっしゃっては・・・いけない。

一心不乱。花から花へ。

一服なし。おしゃべりなし。

視れば、腹部あたりの両足に、黄色の団子の達磨なのだ。

*

(敬意を表して、今一度。)