読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

この節目に

先日、真凛さんが店を訪れた時にいただいて持って帰ったワンタンスープ、最初から卒公本番の日の夜食にしようと決めていた。

この前はもう、自分から話しかけられなかった。話せばより辛くなるから。

失ったものを慈しむように、卒公で周瑜が喬家の酒を飲んだように…

大げさな言い方だけど、真凛さんがくれた唯一のもの。とても美味しかった。安物の市販のスープだけど。

今彼女の心に届くなら、こう言いたい。

通じないとわかっていながら気持ち伝えるって、ものすごく辛い事なんです。それだけ自分の中で大きな存在になっていたから。好きな人に向けた想いって、簡単に絶ちきれるものじゃないんです。男って、そういうものなんですよ。言わぬが花じゃなくて、言わないと伝わらないこともあるんです。だから伝えました。自分から死ぬより辛い何かを背負う、そんな覚悟を貴女は持っていますか…?