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トレチャコフ美術館

今回の旅の目的は中世の修道院にせよ、スターリン様式にせよ建築を見て歩くことにあったのですが、旅の最後になってロシア絵画の世界の豊穣さにも目が奪われました。

モスクワで最初に訪れた美術館はプーシキン記念美術館のヨーロッパコレクション部。

ここは19世紀から20世紀にかけての西欧の画家の作品が展示されています。

誰でも知っているような巨匠たちの作品が並んでいました。

なかでもピカソの青の時代の作品は充実していました。

感想としてはパリでもニューヨークでも、そして東京でも見ることができるおなじみの画家たちの作品なので、とくに目新しいということはありません。

ついで訪れたのがトレチャコフ美術館の本館です。

こちらには中世から19世紀にかけてのロシア絵画が展示されています。

ロシアの画家というのは、ほとんど聞いたことさえありません。

聞いたことがあるのはレーピンぐらいでしょうか。

日本ではほとんど知られていないロシア絵画ですが、これがなかなかインパクトがあります。

洗練された趣味性はあまり感じられませんが、なにより迫力があります。

これに比べたら近代日本の油絵というのは高校のクラブ活動と言い切ってしまうと言いすぎでしょうか。

すっかりロシア絵画に世界に魅せられたので、予定を変更してモスクワ滞在の最終日はトレチャコフ美術館の新館に行くことにしました。

こちらはロシア革命以降、現代までの作品が集められています。

こちらはソビエト・ロシアの激動の歴史に思いをはせながら見ると、より感慨深いものがありました。